看護学生・1年目の時に散々書かされたレポート集【看護師・看護学生】【レポート辛い】【家族看護】

こんにちは(。-`ω-)

 

 

さて、今回から始めてみるのは新しい試み…

且つ私が学生や1年目の時に欲しかったもの…

そう!

レポート公開!!(;-`ω-A)

シリーズ化していくので、内容にお困りの皆さんは参考にしてください。

 

第一回目は家族看護についてのレポートです。

ではどうぞ!

(個人情報が特定されないよう、内容を大きく改変しています。)

 

⇣ 本文 ⇣

学生の時に受け持った在宅療養中の患者の家族は、終末期にある患者の看取りに不安を感じていた。私は患者の苦痛の軽減に対して介入したが、今回家族看護の研修を受けて、この時の担当看護師の関わりを振り返った。

受け持った患者は、使用していたオピオイド薬の副作用で重度の便秘に苦しんでいた。家族が一人暮らしの患者宅へ通い生活援助をしていたが、担当看護師に疲労感を表出した機会があった。担当看護師は、負担を最小に生活援助を行う方法について指導し、新たに介護サービスを導入する必要性についても情報提供していた。

担当看護師は、患者と話す時間・家族と話す時間・全員で話す時間を毎回設けており、ただ話を聞くだけではなくあえてそれぞれとの会話を分ける事で、患者が家族に遠慮して話せないことや、逆に家族が患者には話せないことを引き出していたと考える。そうする事により、深く不安や悩みを引き出して介入ができ、時には橋渡しとしての役割を担っていたのではないかと考える。どちらとも関わることのできる第三者だからこそ、入院中あるいは在宅療養中に家族の関係をよりよくできるのは医療者なのではないだろうか。そして、患者・家族の双方が十分な時間を共有できるようサポートしていくことが看護師にとっての重要な役割の一つだと思う。

更に、患者の急変時対応について不安を感じていると家族が気持ちの表出をした場面で、看護師は”延命をしないという家族と患者の希望に沿って、救急要請はせずにこの時間帯ではここへ連絡を”などと的確に指示していた。患者と家族の気持ちの間に不和はないか、それぞれの希望を知った上でなければ、限られた時間の中で充分な情報を得る事ができなかったのではないだろうか。研修では、まず患者と家族の思いをよく知る事が重要とあったが、振り返ってみて改めて、本当に必要な指導や情報提供のためにも、計画的に目的を持ちコミュニケーションを取る事が必要なのだと実感した。

また、学生時は看護師と一家の距離感が近すぎるのではと感じることもあったが、このケースでは担当看護師と患者・家族の関係性はとても良好で、精神的なサポートにより安心感を与えられ、その後の信頼関係の構築にも繋がっていた。

しかし、家族関係に看護師が関与する事は限りなくその人のプライバシーに立ち入る事でもあり、一家の在り方にもよるが最終的には患者と家族の問題であるため、過度なケアと認識されてしまう事も研修では学んだ。

今後病棟での業務も、患者を受け持つようになるとその分より密に家族とも関わる機会が増えるが、家族も含めた心身のケアという視点を忘れず、最大で最小限の必要なケアを提供できるよう、自分なりの関わり方を模索していきたい。

 

 

 

1年目の上半期に受けた研修です…

締め切りに追われて書いた拙い文章ですが、参考程度にしていただけると幸いです。

ではまた次回!